鏡やアクセサリーの展示販売会
内側と外側の関係を私の幼い頃の対照的な感情や物事に取り込んで制作しました。一昨年、海中展望台を訪れました。階段を下りていくと、いくつもある丸い小さな窓から潮の流れに逆らって泳ぐ魚たちや、海面から差し込む太陽の光が見えました。そこはとても美しく、安全で容易に呼吸ができる空間にも関わらず、少し息苦しく感じました。内にいるのか外にいるのか、どちらが内か外か、鈍い霧がかったような空気が頭や体に広がっていく感覚でした。
平林 涼子 / Ryoko Hirabayashi
1988年生まれ。大阪在住。
少女の儚さや夢想の世界を表現。鏡やガラスを使いアクセサリーなども手がける。